暴力表現と攻略性

アメリカのRochester大学がゲーマーを対象に実験した結果、「ゲーマーは、暴力表現よりもゲームの攻略性に惹かれる」ことがわかったらしい。

自分が何でゲームやってるのか考えてみると、「失敗の原因を探りながら、次の一手を考えて、成果を確認する」っていう、現実の生活ではものすごい時間がかかることを、有り得ないスピードで実現できるからだと思う。

んで、YouTubeとかGametrailersでプレイ動画を漁ったり、Half-Life 2とかGTA IVの実績解除のために攻略サイト調べたり、BungieのサイトでHalo 3の対戦スタッツをニヤニヤしながら眺めたりしているのは、そういうモチベーションが実際にプレイしていない間も維持されているからだという気がする。

もう1つは「今まで見たことがないものを求めている」からで、これは別にゴア表現が見たいとかではなく、例えばバイオショックのビジュアルデザインで海水の表現に感動したり。たぶん映画を見たり小説を読んだりする時と近い感覚が刺激されているはず。

で、文化的欲求が満たされるような物語を体験できて、さらに、詰む一歩手前くらいまでの適度な負荷をかけられながらクリアできるようになっているゲームをやっていると、良く出来てるなーなんて感心したりできて面白い。

自分はカジュアルにゲームをしている方だからわからないだけで、ハードコアな人はもっと違う動機づけがあるのかもしれない。特定のデベロッパーの熱心な信者だったりとか、そういう全然別の次元で。

調査方法が信頼できるものかはわからないし、そもそも比較になっていないような気がするけど、いずれにしろこういう研究が成立するということは、日常的にシューターを楽しんでるゲーマーは、エイリアンの内臓が飛び散るところ見たさにゲームしていると少なからず思われているという前提があるわけだから、ちょっと切ない。

via Study: Gamers Prefer Challenge Over Violence | Game | Life from Wired.com

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コメント

  1. YKYM より:

    なるほど。
    概ね同意。
    ゴア表現がインフレを起こすのはアクションに対するレスポンス/フィードックが高いほど満足が得られる=すぐ飽きる&基本アクションの質が暴力だからでせう。

    ビデオゲームのレスポンタビリティのスピードによる効果は、香山リカが10年くらい前にドラクエなどのテクニークに依存しない成果主義(やればできる的)が精神病患者の治療に多大な効果があると示唆してました。箱庭的なコスパが期待できる、みたいな。
    ただ個人的には極限まで微細化された指先だけの応答によるコントロールでの解決経験の積み重ねが閾値を超えると、ゲームのような解が設定されない現実がうざったく感じるマイナスもあるようなないような。。

    っつーかどう考えても君は「カジュアル」はないと思います。

    • hiyama より:

      もともと現実で起こりうる、自分が対処しないといけない問題が、面白いものがほとんどない(他人のトラブルは別)上に時間を要することを理解してるから、マイナスというより再確認って感じですかね。逆に、ボサーっとしてると背後からいきなりヘッドショット喰らう、なんてことがほとんどないことに感謝するように心がけてます。

  2. YKYM より:

    相変わらず鋼の如きリアリストだなー
    俺も見習って背後からプラズマ・グレネードをつけられないよう注意していきます・・・

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